デニセン製 真空コーター
特にエクストルーダーやペレット加工された飼料、食品や粉状の化学品に多量の液体(油脂、酵素等)を添加するのに適しています。この装置の特徴は液体を製品の芯まで浸透させることができることです。
液体中に混入させた成分(ビタミン、薬剤等)も同時に製品内部に均一に浸透され保護されます。このプロセスは機械加工や熱処理(例えばエクストルーダー)後に行うことにより、成分の破壊を最小限にすることができます。
デニセン真空コーターは既に世界で300台以上稼働しています。
バッチサイズ30~3,000リットルまでの機種を揃え、最高毎時能力45トンまで可能です。
原理
図①-③: 大気圧下では製品内部にエアーが充満しています。
図④: 脱気(真空引き)により製品内からエアーが抜かれます。
図⑤: 真空下で液体が製品表面に均一にコーティングされます。
図⑥: 大気圧に戻る時、表面の液体と混濁している添加物は瞬時に内部に押し込まれます。
図⑦: さらに大気圧下で少量の液体や粉体(フレーバー、ビタミン等)を表面にスプレーすることも可能です。
図⑧: 最終製品
特徴
・液体、油脂が製品の芯まで浸透
・非常に少量の液体添加でも均一に混合
・割れやすい製品でも粉の発生が少ない
・製品の表面がドライ
・製品の安定性向上
・液体の浸透度の制御が可能(製品の芯/中間/外側)
・微量添加物の保護とコンタミ防止
・高度な自動制御システム
・多くの実績と積年のノウハウ
用途
食品、飼料、化学品、メタルパウダー、医薬品他
オプション
・シャフト引き出しタイプ
・少量液体計量/添加システム
・粉体計量/添加システム
・製品計量装置(スケールミキサー)