材料非接触のブリッジ対策
アクティフロー導入事例

概要

【用途】
樹脂のコンパウンド

【導入製品】
アクティフロー

【導入目的】
材料供給の安定性確保

酸化チタンの供給に他社製のスクリューフィーダを使用していたが、ホッパー内でブリッジが発生し、安定した材料供給が行えず問題となっていた。フィーダの更新に伴いこの問題を解決できる新たなフィーダを探していたため、弊社ラボでのテストを提案した。

仕様選定とラボテスト

一般的に、この種の材料のブリッジ対策としては垂直軸のアジテータが提案されるが、垂直軸アジテータは下記の欠点があるため、できれば使用を避けたかった。

・モータが重く、シャフトも長く、取り外しに手間がかかる
・洗浄に手間がかかる
・重いため、秤の秤量を上げなければならず、精度の低下が懸念される
・引き抜くためには上部空間を確保せねばならず、据付場所を選ぶ

そのため、弊社では垂直軸アジテータを使用しないツインスクリューフィーダとそのオプションのアクティフローの組み合わせを提案し、有効性確認のためにユーザー立会いのうえテストを実施した。

<アクティフローの利点>
・垂直軸アジテータと比べると軽量、秤量への影響が小さい
・振動でブリッジを解消するため、アジテータのように材料と接触せず洗浄が不要
・振動はコペリオンK-トロン製フィーダの秤に影響しない設計

結果

まずはアクティフローをオフにして運転を始めたが、事前に聞いていた通り、ブリッジが原因と思われる供給量の低下が見られ、間もなくして材料がほとんど排出されなくなってしまった。停止したフィーダのホッパーを覗き込み材料の上面を棒で突いたところ、ドサッと材料が落ちたためブリッジの発生を確認した。次にアクティフローをオンにして運転したところ、最後まで供給量の低下が起きることなく、精度良く運転できた。
結果、アクティフローと供給精度の高さを評価していただき、導入が決定した。

【アクティフローが有効な材料例】
酸化チタン、炭酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、IRGANOX、酸化亜鉛、パンケーキミックス 等
※使用条件、材料のグレードにより効果が異なるため、弊社施設(横浜)での確認テストが必要です

check_circle導入された製品のご紹介

アクティフロー※コペリオンK-トロンフィーダ用オプション

酸化チタンの供給に他社製のスクリューフィーダを使用していたが、ホッパー内でブリッジが発生し、安定した材料供給が行えず問題となっていた。フィーダの更新に伴いこの問題を解決できる新たなフィーダを探していたため、弊社ラボでのテストを提案した。

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